2010年10月19日

おせっかいの美学「てっぱん」

 先月から新しい朝の連続ドラマ「てっぱん」が始まった。
前回の「ゲゲゲの女房」が好評だったので、入り込めるかなと思っていたのだが、主人公の好演でなかなか好調である。
 このドラマのキーポイントは「おせっかい」であろう。私もご多分に漏れずその部分があるが、主人公は若いも関わらず、おせっかいである。今時の子にしては珍しいタイプかも知れない。今、下宿屋におばあちゃんと暮らしているところだが、この下宿屋の主人は究極の他人と関わりを拒否している人である。しかし何故か下宿屋を生業としているのだが、回が進むにしたがってそこら辺が明らかになるであろう。主人公のあかり以外はどちらかといえば人との関わりを好まない人々である。
 あかりのここでの生活の中で、人から言わせればおせっかいをしてしまうのである。おばあちゃんは事ある事に「他人の事に首を突っ込むな」という。しかしあかりはその他人の事に首を突っ込むのである。舞台はこてこての大阪が舞台である。言わばお節介の極地のような場所である。その大阪でも今はこんなであろうか、まるで東京の渋谷の人混みを見ているようである。
 今週のドラマの展開は下宿屋の人々の交流が描かれるようだが、言わばおせっかいを見せてくれるのであろう。おせっかいと言うとあまりいい事のようには言われないが、それも色んなタイプがあるようだ。あかりがする行動はおせっかいと言うよりも自分の生き方の中でなくてはならない生活の一部、肉体というものかも知れない。これまで生きた尾道のなかで染みついた生活の知恵なのだろう。
 あかりの生い立ちもおせっかいの極地なのだから仕方ないが、そのおせっかいの中で今まで生活を送ってきた。しかし人間の生活のなかで欠かせないプロセスなのであろう。これがなくては人の生活はとても味気ないものになるであろう。言わば我々の生活はお節介で成り立っているようなものだ。人はこの味付けで成長し育っていくものかも知れない。
 半年このおせっかいを見ていくことになるのであろうが、今の私は毎回何故か涙を浮かべながらこのドラマを観ている。おせっかいと言えば言いすぎかも知れないが、このドラマというか、人間味ある等身大のドラマは何故か毎回見逃せない。
posted by ぐんぐん at 09:06| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「てっぱん」我が家も見てます。
前作が島根、今回が広島と、なじみの言葉があふれているのが魅力です。で、これは「渡る世間・・」の若者バージョンだと思うのですがいかが?
Posted by 松五郎 at 2010年11月17日 20:50
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